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体がダルくて重い。
目を開けているのも辛い。
先生は、私の背中の下に手を入れると、そのまま抱き締めてきた。
心配してくれてたの?
先生の吐息が揺れている。
泣いてる?
ちょっとお酒臭い。
あ、そうだ打ち上げ・・・
また迷惑かけちゃった。
こんなんじゃ、本当に嫌われるのは時間の問題かもしれない。
「ごめん・・・なさぃ・・・」
疲れてるはずなのに、楽しんでたのに、結局私が壊してしまった。
「謝んな、夢叶が悪いわけじゃない!」
先生が言った。
「一人にして、ごめんな」
先輩が謝ってくる。
なんでだろう、先輩は悪くないのに・・・
言いたくても、口に出せない。
先生の温もりの中、だんだん意識が遠くなっていく。
生きてて良かった。
そう思いながら、再び眠りについた。
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