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昔の夢を見たー。
目の前が、暗い、ここには、自分ひとりしかいない、寂しい、怖い、あまりにも、怖くて、そこから、飛び出したー。
飛び出して、初めに見たのは、赤くて、ドロドロとした光景だった。
「兄さんー。」
なんか声が聞こえる。
「兄さん、朝ですよ。起きてください。」
嫌だ、俺は、まだ、眠いんだ、ということで、起きた頭を、また、眠気を誘うように、また、頭を眠ろうとするとー。
「もう、兄さんは、ねぼすけさんですね。そんな、兄さんには、お仕置きが、必要ですね。とらさん、今日も、お願いします。」
「にゃーーーッ」
なんか、今、不吉な声がしたような、と、寝ることより、沈思黙考していると、ふいに、顔に引っ掛かれた、痛みがーって、
「んぎゃああああぁあああぁぁぁ」
兄である顔に何をしでかすんだ!!この妹は
「清々しい朝ですね、おはようございます、兄さん。」
「ああ、俺にとっては、ひどい朝だ、おはよう、晴菜」
この晴菜というのは、久川晴菜、俺の妹で、高校一年である。髪は、紫髪で、長髪、目は、蒼眼で、容姿端麗と、この子、外国人なんじゃないと、思うほど、綺麗で、完璧な妹である。学校内では、かなり、狙ってるものは、多いとか、いや、別に俺は、間違っても、妹をやましい目でみてるわけじゃないぞ。
確かに、可愛いとは、思うが、俺と晴菜は、兄と妹の関係、それ以上でもそれ以下でもない。
「しょうがないじゃないですが、兄さんは、いつも早く起きてくれないんですから」
と、呆れた表情で見てくる。
確かに、それは、俺が悪いが、そんな、呆れ顔で、見るのは、あまりに失礼な、そんな顔をするんだったら、俺はー。
「兄さんのことだから、どうせ、今、どうして、この妹は、こんな、呆れた顔で、見るんだろう。そんなことだったら、俺は、絶対に、起きないぞって思ってますよね。」
「なっー」
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