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「いつからバレていた。」
口まで布を引っ張り上げ、まるで忍者のような格好…
…同業者、みたいなもんか!?
コイツ、まさか…監察方の山…山…
…山下?
…なんか違うな…
山中…?
「いつからって…土方が襖開けた瞬間から。そっから廊下歩いて、次の部屋入って…ってずっといたでしょ?」
首を傾げて、疑問口調だが確信がある言い方。
「お前は、何者だ?」
細い目を吊り上げ、真っ直ぐ見つめてくる。
…人切りにしては、まともな目だな。
…だが、絶望を知らない目だ…
夜蝶は山中(もはや確定。)を見返しながらそっと、口を開いた。
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