プロローグ

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今日は久しぶりに彼女と遊ぶ。 それだけで青年…榊原 奏の心はおどっていた。 だが、彼自身まったくそういう素振りを見せなかった。 彼女とは大学に入って、すぐに一目ぼれした。 かれこれ3年の付き合いだ。 奏は高校時代はもてていたが、告白されてもすべてお断りしていたので初めての彼女だったりする。 明日は記念日なのだがあいにく奏は店長の嫌がらせにより、バイトが入ってしまっている。 仕方がないから今日、というわけだ。 9:00待ち合わせなのだが、今の時刻は8:30。 30分前行動。 普通の人からすれば早いのかもしれないが彼はいつも30分前行動だったりする。 30分間逆ナンにあったりしながらも、彼女と無事合流し、そこから映画や洋服を買ったりしていると いつのまにか夜だったので帰ることになった。 もちろん彼女は奏が送っていった。 その帰り道、奏は事故にあい、帰らぬ人となった
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