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冷静にアウフは見ていたが、力の差が歴然としておりさすがに助けに入りたいと思うのだが、マナを吸収されているせいか力が入らず、精霊術も使えなくなっていた。
そしてジュードが助かるのを祈りもむなしく、すぐに負けてしまった。
「アハハハ!
そろそろ死んじゃうかもね」
アグリアが狂ったように笑い出す。
「死……やだ……
何か……何かあるはず……」
ジュードは後ろに引き下がりながら恐怖していた。
しかし、ジュード自身まだ、諦めてはおらず何か考えていた。
「な~に……落ち着いてんだよ!」
そんなジュードにいらいらしたのかアグリアはとどめを打とうとした。
その時、一人の女が部屋に入ってきた。
オレンジに先が黄色であほ毛は先が緑の髪を持ち、一言でいうと美人。
そんな女が恐怖もせずに入ってきたのだ。
そして、ジュードはその人に見覚えがあるみたいであった。
「あの女性……」
「アハ~。そっか、侵入者ってあんたの方か
つまんないんだ、この子。
だから、あんたのほうから殺したげる。」
そういってアグリアは精霊術を使おうとする。
「逃げて!」
ジュードは女性の安否を心配したが、
女性は、アグリアの精霊術が完成するよりも早く、精霊術を放った。
その行動にアグリアは驚き、術が直面した。
だが、アグリアも負けじとすぐに立ち上がった。
「その顔、ぐちゃぐちゃにしてやる!」
「それは困る」
女性は凛とした声で、即答し、剣を構える。
それを見て、ジュードも構える。
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