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が、任務と違い、依頼に単位は出ないので、やる意味はあまりないのだが。
「俺はちゃんと任務で単位は稼いでるからいいんだよ」
「流石は『機会仕掛けの傀儡人(プラチナドール)』。二つ名持ちは言う事が違うね」
大雅は機械でできている物は何でも使いこなすことができる。
それが例え車だろうが、ジャンボ機だろうが、何でも使いこなせてしまうため、『機会仕掛けの傀儡人(プラチナドール)』という二つ名がついた。
「二つ名で呼ぶなよなぁ。まだ慣れねぇんだよ、その呼ばれ方…」
照れてる大雅をよそに、俺はとりあえず自分の席にでも座ろうと動こうとする。
「あ、あのぉ……通して下さい…」
不意に背後から覇気のない可愛い声が聞こえてきた。
そこには160センチ位の小柄な体。肩にかかる程度の長さの髪が可愛らしいいでたち。だが何故か男子生徒の制服を着た美少女がそこにはいた。
「あ、ごめんごめん。えーと君は確か…」
「ま、眞鍋詩織(マナベシオリ)…です…因みに男です」
「えっ!?」
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