序章

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そして徐々に、アスファルトが真っ赤に染まっていく。 男はしばらくの間…時折痙攣する女性を見つめ続ける。 満足したのか、男はニヤリと笑うと、その場から軽快な足取りで去っていった。 こんな事を呟きながら……。 「……今夜で六人目か…このままいったら二桁なんて余裕かな?ねぇ…『俺』…お前はどう思う?…くくくっ…」 男は口笛を吹きながら夜の街へと消えていった。
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