日常の1ページ

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「…先輩もっと詰めてください」 先程の女の子がいかにも限界と言った顔をして無理やり俺の座席の横に座った。 「お前…そこまでして座りたいのか?」 「当たり前ですよ!朝のラッシュは痴漢が多いんですから!!」 痴漢…それは最低な行為だが、俺は心のそこで「お前を痴漢?無い無い」 とつぶやいていた。 しかし現実の俺は… 「確かにな~気を付けないとな。」 と話していた。 人間とは案外嘘つきなんだ!と実感していると… 「先輩…先輩聴いてます?」 「ああ聴いてるよ」 また嘘をついた(笑 なんだかんだ痴漢のはなしをしている間に電車は俺たちの目的地についた。
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