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｢先輩…顔が真っ赤ですよ大丈夫ですか？｣
｢大丈夫だよ…｣
お前のせいで心が疲れた…。
｢良かった！心配しました～｣
無邪気に見せる笑顔は俺の心まで明るくする。
たまに可愛いよなコイツ。
｢ありがとう。じゃ俺こっちだから｣
｢はーい！｣
こんなやり取りを学校の広場でやってるから噂になるんだろうな…。
｢海里先輩だ！カッコいい｣
｢ダメだよ…彼女いるから｣
今大声で…｢アイツは彼女じゃない｣と言ったら、間違いなくこの二人は驚くな…。
そんな下らなくも実現したい空想を頭に思い浮かべながら教室へ向かった。
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