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キラカの無関心な態度も気にせず、シークは相変わらず瞳を輝かせてアリスを拝むのだった。
「皆さん、今日はこれで終わりです。寮は今日から入れるようになりますから、今日から門限を守るように。明日から授業が始まるので、必要なものは今日中に準備しておいてください」
それだけ言うとアリスは教室から出て行ってしまった。
「キラカ、お前寮?」
「うん。シークも?」
「あぁ。真っ直ぐ寮に行くか?」
「買い出しにでも行きたいなら僕も行くよ」
シークの言いたいことが分かるらしいキラカは薄紫の瞳を細めて微笑んだ。
「それなら話が早い。いくつか買いたい物があるんだ」
入学式だけで放下となったため、買い物に行くには十分に時間がある。
二人は教室のある二階から階段を降りると、早々と寮に向かう生徒の波を横切り、様々な店が並ぶ市街地へと向かった。
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