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『在りし日、紅魔館の正門を守る門番がいた
その門番は修業の為に一時暇を貰った門番、紅 美鈴の代わりに雇われ
霧雨 魔理沙から幾度となく図書館を防衛
パチュリーからいたく感謝されていた
彼の名はサイモン
身の丈2メートルを軽く越す偉丈夫で
なによりもディフェンスが上手だった』
俺が守る者は皆、絶対に傷つくことは無い
幻想郷一弾幕ごっこが上手な者も俺の前では退散するしかないほどだった
それから数十年後……
「……ふぅ……」
俺は変わらずそこに居た
ピカピカだったヘルメットはくすみ
プロテクターはボロボロだったけれど
俺はずっとそこに居た
あの日、初めて仕事に就いた時から欠かさずやってくる
あの少女を待って……
「やいやいサイモン! 今日こそお前をやっつけてやるからな!」
金髪の少女は黒い服に黒い帽子をかぶった少女
俺はいつも一日一回
多い時はもっと彼女と闘っていた
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