授業

3/15
前へ
/58ページ
次へ
『かーん、かーん、かーん』 「おぉ。もうこんな時間か。じゃあ今日はここまで、明日は続きからやるから、しっかり復習しとけよ。」 といって、魔法学の担当教師は教室から出て行った。 これで、午前の部は終了だ。 ここで昼食の時間になりこの一時間後に午後の部の始まりだ。 「カイ。起きろ。飯の時間だぞ。」 とカイの隣のレストがカイの肩を揺らしながら起こしている。 カイは魔法学が始まって三十分後くらいに舟をこぎ始めていて、残り十分くらいは突っ伏していたのだ。 「んにゃ。めし?めし、召し?」 「違う。ご飯のほうの飯だ。いい加減起きろ。」 とそんなコントを見ていたルナが「くすっ」と笑ってから、 「今日も一緒に昼食をとってもいいですか?」 とレストの方を向きながら言った。 「あぁ。これからも一緒に飯食わないか?そのほうがカイも喜ぶ。」 と横目でカイを見て、指を指してそんなことを言った。 「お二人がいいんでしたら、私は喜んで。」 ルナは笑顔だった。 そんな会話を終えた瞬間。
/58ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加