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『かーん、かーん、かーん』
「おぉ。もうこんな時間か。じゃあ今日はここまで、明日は続きからやるから、しっかり復習しとけよ。」
といって、魔法学の担当教師は教室から出て行った。
これで、午前の部は終了だ。
ここで昼食の時間になりこの一時間後に午後の部の始まりだ。
「カイ。起きろ。飯の時間だぞ。」
とカイの隣のレストがカイの肩を揺らしながら起こしている。
カイは魔法学が始まって三十分後くらいに舟をこぎ始めていて、残り十分くらいは突っ伏していたのだ。
「んにゃ。めし?めし、召し?」
「違う。ご飯のほうの飯だ。いい加減起きろ。」
とそんなコントを見ていたルナが「くすっ」と笑ってから、
「今日も一緒に昼食をとってもいいですか?」
とレストの方を向きながら言った。
「あぁ。これからも一緒に飯食わないか?そのほうがカイも喜ぶ。」
と横目でカイを見て、指を指してそんなことを言った。
「お二人がいいんでしたら、私は喜んで。」
ルナは笑顔だった。
そんな会話を終えた瞬間。
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