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「なんですか?店長。」
皿洗いを中断して、店長のほうに振り返った。
「さっきのお客様、お前のこれか?」
そういって店長は右手の小指を立てて、にたにた笑っていた。
「違いますよ。ただのクラスメートですよ。」
「なんだ、そーなのか。つまらんやつだなぁ。まぁいい。お前あのお客様の担当な。」
「はぁ。でも何でですか?」
「まぁ気にすんな。それから、今日の仕事はあのお客様のお相手だけでいいからな。」
店長はカイの肩をたたきながら去っていった。
しばらくして、
チリーン。
ルナのテーブルからベルが鳴り、カイはすぐに向かった。
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