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「ご注文はいかがいたしましょう。」
「やっぱりカイ君に違和感が………。」
「どうかなさいましたか?」
どうやらルナの独り言はカイには聞こえていなかったようだ。
「ならサンドウィッチと紅茶のケーキセットをお願いします。カイ君。」
ルナは、見ていたメニューをカイに渡しながら注文をした。
「かしこまりました。ケーキは食後でよろしかったでしょうか?」
「はい。お願いします。」
「紅茶はおかわり自由と待っていますので、その際は、そちらのベルでおよびください。では少々お待ちください。」
カイは軽くお辞儀をして、厨房のほうへと帰っていった。
(うぅ~ん、やっぱり友達に執事はさすがに恥ずかしいなぁ。)
カイは、心中でそう思いながら、厨房の前でサンドウィッチができるのを待っていた。
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