魔法学校

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「でかい学校だなぁ」 赤髪、赤目そして、右手の中指には、赤い宝石の指輪をつけた少年、カイは、入学の決まった、ノーウェン魔法学校の前に来て第一印象を口に出していた。 (おっと、さっさと受付しちまわなきゃな) カイは玄関の前の長机に座っている受付の女性に名前を言って、その後入学式が行われる講堂へと向かった。 校長のながったるい挨拶を終え、クラス分け表が貼ってある講堂の前付近に移動し、自分のクラスへと向かう。 途中、見知った顔を見つけたので、 「お~い、レスト」 カイは彼の名前を呼びながら、肩をたたいた。 振り返ったのは、藍色の髪に水色の目を持つ穏和そうな少年だった。
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