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結局、遅れてしまい先生に注意された私達は席を一番前にすることで許された。
猛に馬鹿にされたのは言うまでもない……。
―――――――――
今日は早めの下校でお昼には帰れた。
「あー明日から普通に授業があるわ!サボろうかしら?」
「そうするとまた怒られると思うけど?」
『そうだよ里奈!サボりは良くないよ!里奈がいないと私寂しいし』
「春菜が言うなら仕方ない。………って猛さん猛さん。アンタ何でいるのよ」
あっ、そういえばなんかいた。気付かなかった。
「うーん。何となく。……今さ春菜、俺に対して失礼なこと思わなかった?」
『……気のせいじゃないかな?』
私はニッコリ微笑んでいる猛から目線を外した。
「…まぁいいけど。次あったら許さないから」
『は、はい。』
猛の目が怖いです。微笑んでいるんだけど、目が笑ってないです。黒い笑みで私を見てますね。
「そうだ!皆で一緒にご飯食べに行かない?あと進級祝いも兼ねてさ!」
さっきまで黙っていた里奈がいきなり手を叩いてお財布をちらつかせた。
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