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『いいね!行こう!!』
「別にいいけど、男一人は嫌だ」
猛は奢りという事に凄く行きたそうだけど男の子がいないと言って行く気がなさそうだった。
折角だから、皆でお祝いしたいんだけど………誰かいないかな?
「じゃあ猛はまた今度にする?」
「また今度にすると次は奢ってくれなさそうだし」
『あっ!』
私は二人を無視して前方にいた平太郎君を見付けて走りだした。
『平太郎君待って!!』
そう言っても振り向いてくれなかったので、平太郎君の傍まで走っていった。
「………何の用だ朝霧」
私は少し乱れた呼吸を整えた。
『あの、これからお祝いも兼ねてお食事を食べに行くんだけど、あと一人男の子が欲しいんだよね。平太郎君来てもらえないかな?』
平太郎君は眉間に皺を寄せて少し考えだした。
………考え方が、考える人みたい。
「……そういえば今日の昼は何も家になかったな。………フンッ、良いだろう。貴様等のお食事に付き合ってやろう」
言い方がちょっと………ゴホン。でも男の子ゲット!早速知らせよう。
「はあぁぁぁああ!!?何でよりによって………春菜、アンタ人を選びなさい!」
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