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「いい。こんな低能な奴らと飯を食べる暇があったら違う事をする」
そう言って平太郎君は去っていってしまった。
『ど、どうしよう………平太郎君怒っちゃったかな?』
「だぁいじょうぶよ春菜!ていうか、あんな奴がいたら美味しいご飯も不味く感じるわ。もうお腹ペコペコだから早く行きましょ!」
里奈はこう言ってるけど………ホントにいいのかな?なんか心配。
「ん~………そんなに十六夜君の事が気になる?」
猛が首をコテンと傾げて私を見ている。仕草可愛い………………じゃなくて。
『まぁちょっと。一緒に行きたかったんじゃないかなーと思って』
「まぁ、そんな感じだったよね。素直じゃないよね十六夜君ってさ。それとも俺、虐めすぎちゃったかな?」
え?って事は猛は知っていたって事かな?
『何で追い払ったの?』
「うーん。…しいて言えばライバルを増やさない為、かな。」
ライバル?一体誰なんだろ。なんか里奈はニヤニヤ笑ってるし、お兄ちゃんは成る程な!とか言って一人うんうん頷いてるし。…ヤバい私ついていけてない?!
「春菜、君はもうちょっと警戒心を持ってね。」
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