第一章

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「……まぁ初日からいつもと変わらぬ春菜のダイナミックなずっこけを見れたし、良いとしようじゃない。でも謝んなくていいのよ。」 いつもと変わらぬって………私もうちょっと気を付けよ。 「アハハ!もしかして、また転んだの春菜は?いつもと変わらぬそそっかしいなぁ春菜」 私を面白そうに笑いながら寄ってくるのは幼なじみの中里猛。 「おはよう猛。……猛までいつもと変わらぬって、私そんなに毎日転けてないよ!」 「「いやいや、転けてるから」」 里奈と猛は声を揃えて言った。 …二人はハモリの天才です。 じゃなくて 「毎日転けた覚え無いんだけどなー」 「だから学習しないんだ春菜。毎日転けてるって危ないから」 「そうね、病気な可能性もあるしね。病院とか行った?」 少し不安そうな顔で里奈と猛は聞いてくる。
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