第一章

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学校のチャイムが鳴ると同時に私達は新しい教室へと辿り着いた。 『……ま、間に合ったぁ。』 私がホッとしたところで、色んな生徒から挨拶をされた。 「春菜ー!里奈ー!同クラだ!やったぁぁぁ!!」 「おはよう!」 「朝霧!また同クラだな!」 なんかいいクラスで良かった。男子も女子もみんな仲が良さそうだし。 「ふふっ。煩くなりそうね、このクラス!」 『そうだね!』 二人で微笑んでいたら、後ろから誰かが来た。 「邪魔。そこ俺様の席なんだけど」 『あっごめんなさい。平太郎君』 「はぁ?またアンタと同じクラス?…てかちょっと口悪くない!?この糞ナルシストが!!」 わわわ!里奈の方が口悪いような…… また喧嘩になるよ 「貴様の方が口は悪い。ただ邪魔だから邪魔と言っただけだ。言い方を変えた方が良かったか?……どけ」 「ムカつく!!絶対許さない!!あー!何でまたこんな奴と同じクラスなわけ!?信じらんない!!春菜あっち行きましょ!こんな奴を私の視界に入れたくないわ!」 里奈は私の手を取ってズカズカと歩いていった。 『里奈それは酷いんじゃ…』
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