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学校のチャイムが鳴ると同時に私達は新しい教室へと辿り着いた。
『……ま、間に合ったぁ。』
私がホッとしたところで、色んな生徒から挨拶をされた。
「春菜ー!里奈ー!同クラだ!やったぁぁぁ!!」
「おはよう!」
「朝霧!また同クラだな!」
なんかいいクラスで良かった。男子も女子もみんな仲が良さそうだし。
「ふふっ。煩くなりそうね、このクラス!」
『そうだね!』
二人で微笑んでいたら、後ろから誰かが来た。
「邪魔。そこ俺様の席なんだけど」
『あっごめんなさい。平太郎君』
「はぁ?またアンタと同じクラス?…てかちょっと口悪くない!?この糞ナルシストが!!」
わわわ!里奈の方が口悪いような……
また喧嘩になるよ
「貴様の方が口は悪い。ただ邪魔だから邪魔と言っただけだ。言い方を変えた方が良かったか?……どけ」
「ムカつく!!絶対許さない!!あー!何でまたこんな奴と同じクラスなわけ!?信じらんない!!春菜あっち行きましょ!こんな奴を私の視界に入れたくないわ!」
里奈は私の手を取ってズカズカと歩いていった。
『里奈それは酷いんじゃ…』
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