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ヒューーー、
心地好い風が頬を撫でる。
空には光り輝く星空、
しかしそれを遮るように天高く建ち並ぶビル群。
そのビルの一つの最上階に作られたテラスには、
髪が薄い紫色に染まって身長は高く、
体型はスラリとはしているが引き締まっていて、
顔は目が何か気怠そうな感じではあるが整ってはいる少年が一人立っていた。
目を凝らして見ればこの国のシンボルであろう、
自由の女神が見える。
少年「また転勤か親父?
今度は何処に行くんだ?
フランスかイタリアか?」
その少年は後ろにいる少年の父親であろう人物に話しかける。
父「ふっふっふ、
聞いて驚くなよ?
父さんの今度の転勤先は日本だ!!
どうだ!?
驚いたか!?」
少年「……………ふあぁ」
しかし少年はあくびを一つするだけで、
驚いた様子はなかった。
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