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俺達はもときた道を引き返そうとした。
すると
「カツカツカツカツ」
昴「誰か来ましたね……。」
怜「嫌な予感が当たらなければいいんだがな………。」
昴「怜さん。『夏影』ありますか?」
怜「もち。昴さんは『ムラマサ』ありますか?」
昴「当然ありますよ。」
そして、その何者かはとうとう上がって来た。
怜「新年早々最悪なパターンだな………。」
そいつは白い着物を着て、鬼の面をつけ、頭に手ぬぐいでろうそくを二本立て、右手には金づちを持ち、左手に釘と藁人形を持っていた。
昴「ホントに最悪ですね。」
怜「あいつは『呪鬼』だな。」
若葉「…………怖い……。」
怜「若葉達は目閉じてろよ?絶対、目開けたらダメだからな?」
燿「俺もか?」
昴「『呪鬼』に呪われてもいいなら構いませんよ?」
燿「閉じてます!」
呪鬼「見たな?我の姿を見たな?殺してやる!」
呪鬼は凄いスピードで走って来た。
昴「来ましたね。『影の舞』!」
怜「守時流奥義!一の型!『桜の舞』!」
しかし、呪鬼のスピードに追いつけなかった。
昴「ブハッ!」
怜「昴さん!?」
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