初詣

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この手のパターンは力で押しても歯が立たない。 だいたい、俺も昴さんも生身の人間だし………。 『呪鬼』は孤独な人間の恨みに住み着くからな……。 怜「こうなったら、成仏させるしかないか……。」 『呪鬼』はこちらに突っ込んで来た。 怜「守時流奥義十の型改!『若葉』!」 「スパァーン」 呪鬼「グハッ…………。」 呪鬼は倒れた。 そして、その体から呪鬼の魂的なものがでていった。 倒れている人を見ると、見覚えのある顔をしていた。 怜「………ん?って!桜!?」 昴「なんで桜さんが?」 燿「紅葉と一緒にいたはずじゃ………。」 若葉「……あっ……紅葉から……着信……入ってた………。」 苺「……オレもだ……。」 柊「私にも入ってたです…。」 怜「とりあえず紅葉に電話してみろ。もしかしたら、桜のことかもしれねぇし。」 昴「そうですね。それから桜さんには何てお話しましょうか。」 怜「そうだな……桜に自覚があったなら、聖みたいに簡単に片付くんだけど、もし無意識だったら、桜は傷つくだろうし………。」 燿「とりあえず、紅葉の家に運ぶか?」 怜「そうだな。」
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