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まぁそんな感じで現在、
俺は瑠奈と一緒にファミレスで
晩飯を食べている。
「あ~、楽しかった♪」
「悔しいけど否定しねぇ」
まぁ正直楽しかったな。
ドタドタバタバタしてたけど、
なによりそれが俺たちらしくていい。
なんせ『今を全力で生きてますから』
・・・・・・俺の黒歴史。マジ消えてくれ。
「真琴はカルボナーラ好きなの?」
瑠奈が俺の食べている
カルボナーラを指して言った。
「好きだな」
他にも釜たまうどんみたいな、生タマゴ(または温泉タマゴ)を使った麺料理のうまさは異常。本一冊書ける。
・・・・・・めざせベストセラー♪
「瑠奈もカルボナーラ好きなのか?」
ちなみに瑠奈も
カルボナーラを食べている。
・・・・・・まぁ俺のを聞いてそれにしようと思っただけかもしれないが。
「生タマゴを使った麺類が好きなの。
たぶん本一冊くらいは書けると思う」
誰か首吊れるロープ持ってこい。
・
・
・
「今日はありがとね?」
カルボナーラも食べ終わり、
ふたりで今日見た映画の話をして一区切りついた辺りで瑠奈が切り出した。
「なにが?」
「デートに誘ってくれて」
瑠奈が顔を赤く染めて言った。
何を言ってるのやら。
「これはデートじゃねーっつーの」
「・・・・・・じゃあ、これはなんなのかな?」
なにってそりゃ当然・・・・・・
「兄貴のびこ・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「「・・・・・・・・・・・・」」
俺たちはふと窓から空を見上げた。
空は真っ黒に染まっており、
なぜか笑顔の兄貴が
夜の闇のスクリーンに投射されていた。
「「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」
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