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「ぼ、僕たちは!ふ、ふたりで楽しくデートしてただけなんです!な、なのに帰りにあの二人に襲われて・・・・・・あ゛ぁぁぁぁ!」
「わかった!わかったから!もう喋るな」
「で、で、で、ぼ、ぼ、僕は!恐くて!
でも瑠奈は守りたいって思って!
だ、だから無我夢中で・・・・・・お、落てた釘まで使って・・・・・・僕はぁぁぁぁぁぁ!」
「真琴くんはなにも悪くない。君は彼女を守ろうとしただけだ。君が責任を感じる必要なんかない」
「で、でも二人に追い詰められて・・・・・・
に、兄さんが来てくれなかったら・・・・・・」
「わかった!わかったから!あの二人は十分に懲らしめておくから君たちはもう帰りなさい」
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「ちょろいな」
「迫真の演技過ぎて恐かった・・・・・・」
「ホントはああいう警察の人は騙したくなかったんだけどな。あのカス二人に仕返しするにはああするしかなかった」
「鬼だねー」
「いくらあの二人が無実を主張しても、
瑠奈が俺は何もしてないって言ってくれたから間違いなく通らないしな」
「・・・・・・ねぇ?」
「ん?」
「今回の騒ぎは誰が悪かったのかな?」
「・・・・・・・・・・・・さぁな」
「あの二人って・・・・・・話を聞いてくれなかったけど・・・・・・私を助けようとしてくれたんだよね・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「なんか・・・・・・悪いな・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「真琴?どこに行くの?」
「別に?どこだっていいだろ?」
「そっちは取調室だよ?」
「・・・・・・忘れ物した。すぐに戻る」
「・・・・・・やっぱりホントは優しいんだよ君は(ボソッ」
・・・・・・最終的には五人全員が厳重注意を受けて、家に帰えされましたとさ・・・・・・
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