旅は道連れっていうよな?な?悟郎くん?

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  《次の日》 前日は色々あった。 兄貴が学校サボったの怒るし、 瑠奈がめちゃめちゃ 心配のメール送ってくるし、 高木さんに皮肉言われまくるし、 父さんと母さんから『彼女できた?』ってメール来たし。 ・・・・・・父さんと母さんは普段通りだったか。 『哀戦士』って返信しといた。 ただ今、翌朝7時半。 悟郎くんの家の前にいます。 《ガチャ!》 「・・・・・・あっ、真琴?」 「よう、悟郎」 家から出てきた 悟郎に片手を上げて挨拶した。 「なに?今日もバイト行くか?」 「いや、実はな・・・・・・昨日兄貴とケンカしたんだ。その時言われた。 『やるなら学校終わってからやれよ!』 ・・・・・・って。 ・・・・・・なぁ? ・・・・・・その通りじゃね?」 「なにを今更!?」 「まぁちょうどいい事にローソンは学校終わった後だしそれでいいかなーって」 「まぁ・・・・・・そうかもな・・・・・・」 「じゃあ・・・・・・学校行くか?」 俺の言葉を聞いた悟郎は 自分の頭を掻いた。 「マジっすか・・・・・・俺もう学校休むって電話しちまったよ・・・・・・」 ・・・・・・コイツは本当にいい奴だな・・・・・・ ・・・・・・しょうがない。 「じゃあ今日は俺もサボるわ。今日は5時まで遊び回るか」 「・・・・・・いいのか?」 むしろ俺がいいのか?と言いたい位だ。 「当然。よーし、行くぞー!」 「棒読み過ぎるけど・・・・・・オーッ!」  
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