2380人が本棚に入れています
本棚に追加
「俺がいついちゃついた?」
俺の質問に回りの空気が凍りついた。
そして悟郎が諭すように言った。
「あのな?真琴?
お前は俺たちが尊すぎて話しかける事さえできない『あの』生徒会長と普通に話しているだろ?
まぁ真琴だしそれくらいは普通かな~っと思っていたさ。
しかぁし!お前は……お前たちは!人目もはばからずに抱き合ったり、頭撫でたり……!!
しかもお互い好きあっていて、それをなんとなく理解してるのにあと一歩を踏み出せないもどかしさを見せつけてきやがる……
はっきり言って
優樹よりも遥かに質が悪い!!」
最後にビシッ!っといった感じで俺に向かって指を指す悟郎。
中々に決まっていて腹が立つ。
「あのな「「「問答無用!死ねぇ!真琴!!」」」・・・・・・死ぬのはテメェらだ!」
俺は自分の机を悟郎に投げつけた。
「うおっ!?」
「「「おおお!?」」」
かなりの威力で投げたため、悟郎はバランスを崩しキラーズをドミノ式に巻き込んで倒れた。
俺を取り囲んでいたキラーズ達の中に一本の道ができた。
俺はなるべく頭を強く踏むようにしてその道を通り、教室の外へ向かおうとした。
《ガチッ!》
しかし教室から出る直前で
誰かに腕を掴まれた。
・・・・・・おかしい。キラーズ共は大分動揺してたからすぐには追いかけれないと思ったのだが・・・・・・
最初のコメントを投稿しよう!