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「さーて、次はどうやって潰そうか?」
俺は1号館2階の渡り廊下を通っている。
人目につきやすいこんな道、
逃げてるやつは普通は歩かない。
・・・・・・だから行くんだけど。
「その手を離せ!」
・・・・・・なんも触ってねぇよ。
この声のかけ方、
初めて会った時と同じだ。
「なんだよ龍、信也・・・・・・お前らも敵かよ」
俺の正面には、龍と信也が待ち構えていた。
「よう真琴。お前には恨みはないがここでお前と決着をつける!」
「なんでだよ面倒くさい」
すると龍は
手に持っていた羽織を羽織った。
羽織には瑠奈親衛隊と書いてあった。
・・・・・・お前マジかよ。
「キモい事この上ないな」
「黙れ!!親衛隊会長の名に賭けて!!
我らが天使に手を出すお前をぶっ殺す!」
「お前、会長だったのかよ・・・・・・」
鉢巻きまでつけ始めやがった。
額にハートって・・・・・・キモすぎる。
見てて虫酸が走る。
・・・・・・いや、虫酸がバイクに乗って、
高速を150キロでぶっぱなしてやがるね。
・・・・・・また変えた意味がねぇな。
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