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「こんにちは~!」
俺は生徒会室に乗り込んだ。
「あっ、先輩。なんか皆さんが血眼になって探してましたよ?」
「またなんかやったんすか?」
中には書記の玉野さんと、
会計の石村くんがいた。
「またとは酷いねー石村くん。
僕はいつもただ巻き込まれてるだけなのに」
「そうですね。巻き込まれて掻き乱して何事も無かったように出ていきますからね?」
「わかってるねー流石」
「半年のつき合いですから」
石村くんは俺に通ずるものが5%位ある。
俺が死んでも第2第3の真琴がお前を・・・・・・
・・・・・・な~んちゃって。
「それで?なんの用です?」
「玉野さんが冷たいです。涙が出ちゃうかもウルウル」
「真面目に答えて下さい」
「冗談が通じないなーこのつり目メガネは」
「「刺しますよ?」」
おっと、(未来の)彼氏も
怒らせてしまったようだ。
どうして僕は毒しか吐けないんだ!
・・・・・・それは好きだからです。
・・・・・・反語になってるかな?
「いや~人に追われておりまして。
なのでふたりにこの教室に立て籠る許可と、バリケード作る手伝いと、ノートパソコンの準備と、放送の用意がして貰いたいの」
「ガッツリ頼んできますね?」
「イヤです」
そう言われると思っていた。
俺は財布からあるレシートを取り出した。
「ここにB'zのライブのペアチケットがあるんだけど・・・・・・」
「「手伝います」」
現金な奴らだ。
心の底から軽蔑するね。
・・・・・・自分の事はバベルの(以下省略
流石はお互い好きあっていて、
それをなんとなく理解しているけど
あと一歩踏み出せないふたりだ。
こういうイベントを欲してやがる。
・・・・・・どっかで同じような事言われたような気がする。
「では頑張るぞー!」
「ホント棒読みですね」
「みんな一緒に。頑張るぞー!」
「「おー!」」
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