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《真琴視点》
「ハッハッハ!殺し合ってら♪」
おっ、この女子は色仕掛けしてる。
さすがはおっとり清純系に見せかけて、
裏で5又してらっしゃいやがる幸村さん。
抱き着きながら
後ろから石でぶん殴るとは・・・・・・
わたくしとは違って恐ろしいですわ!
・・・・・・よし!死のう!
「先輩やる事えげついっす」
「そんな事はない
・・・・・・おっ!
石村くん!見ろよ!
コイツらって
親友って呼びあってた仲なんだぜ?
こんなにも憎しみ込めて殴りあって・・・・・・
これは下手したら二度と口利かなくなるな・・・・・・ハハハハハ♪」
「よく『そんな事はない』って言えたな!」
ん?
先輩に向かってタメ語使いやがった。
まぁ心優しい俺はスルーしてやる。
・・・・・・次はないけど。
「あっ、各ブロック一人ずつになった」
「玉野さん教えてくれてありがとう」
俺はシャッターと扉を全て開き、
放送用のマイクの電源を入れた。
《あっ!最後に残った人の話は
誰にも言わない事にしよう!》
そう言って、マイクの電源を切った。
また醜い争いが始まった。
人間とは愚かなものですね。
・・・・・・っと、一番の愚か者が言ってみた。
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