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《ガンガンガンガン!》
『開けろー!
いい加減にしないと警察呼ぶぞ!』
先生の声・・・・・・
体育の西村か?
「先輩!ヤバいっすよ!」
石村くんが足にすがり付いてくる。
・・・・・・足蹴りしたい。
しかし体育の西村か。
あれは体育館倉庫だったけど・・・・・・
でもアイツのとは限らないし・・・・・・
・・・・・・鎌掛けてみるか。
「西村せんせ~い!マットの側の
ペットボトルって、一体なんですか~?」
『・・・・・・イタタタタ!
先生方、急にお腹が痛くなったのでトイレに行って来ます。
あと、この程度のイタズラくらいなら、
許してやったらどうでしょう?』
あっ、コイツだった。
この程度って・・・・・・
俺、橋をぶっ壊してますよ?
しかし他にも先生いるのか・・・・・・
なら教頭を叩くか。
「教頭せんせ~い!『リオ』って名前に、心覚えありませんか~?」
『な、なんの事やら。
・・・・・・さて!先生方!
ここは私に任せて!
皆さんは仕事に戻って下さい!』
この辺りから
遠ざかって行く多数の足音が聞こえた。
「・・・・・・黙っておきますよ」
『・・・・・・わかった』
「・・・・・・大人と真琴先輩って汚いですね」
なんか全ての大人の汚さをトータルして、
俺と同列に並べられた気がするが・・・・・・
・・・・・・まぁ気にしたら負けだ。
さて、身の安全は大抵確保した。
あとは壊した橋と2号館一階は・・・・・・
俺は放送を校長室にだけ繋げて、
ノートパソコンで校長室の様子を映した。
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