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《こんなにも濡らしてしまって・・・・・・》
「あっ!『こんにちは』と間違えた!」
「「間違えるか!!」」
・・・・・・ツッコミありがとう!
校長はいきなりの放送に驚いた様子。
心が乱れてるうちに一気に片付けるか。
《MACKTです》
「「GACKTっぽく言うな!」」
再びツッコミありがとう!
《校長先生。この放送は、貴方にしか聞こえないようになっています。
単刀直入に言います。
2月25日に受け取った、裏口入学の金の事をばらされたくなかったら今日起きた事は全て『事故』だった事にして下さい。
わかったら二回首を振って下さい》
画面の中の校長は首を二回縦に振った。
《交渉成立です。あとで校長室の前に証拠を置いておくので処分して下さい》
校長はまた首を二回縦に振った。
《それでは・・・・・・ブチッ》
俺はマイクを切った。
「・・・・・・黒い。
黒すぎて俺には重すぎます」
「さっきの件、絶対に誰にも言うな。
言ったら社会的に殺す」
「・・・・・・はい」
石村くん真っ青じゃないか!
いったいどうしたんだ!?
・・・・・・すんまそん。
「先輩?名前出してよかったんですか?
下手したら命狙われますよ?」
「心配いらない。校長は俺の親父の事をよく知ってるから手を出しはしない」
「「・・・・・・?」」
僕のお父さん
(さく)まこと
僕のお父さんは
ヤクザも警察も絶対に手を出しません。
銃弾を避けれます。
3階くらいなら普通に飛び降ります。
握力で頭蓋骨を砕けます。
蹴りで相手の腕を切った事があるそうです。
でもお母さんには頭があがらないそうです。
お父さんは家族を世界一愛しています。
僕はそんなお父さんが大好きです。
おわり
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