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《男の娘抱いた奴(笑)視点》
や、やっと全員倒した･･････
これで･･････俺は救われる。
俺が残ったのを見てか、
あの鬼畜野郎が放送で話しかけてきた。
《いやいや、よくがんばりました！
では生徒会室に20秒以内に来てください》
20秒！？
ここは体育館前。
･･････時間がない！
俺は全力で突っ走った。
今までにないほどのスピード。
風が気持ちいい。
こんな状況なのに、
俺にはまだ風を感じる余裕があった。
･･････いける！
俺は入り口が空きっぱなしになっていた２号館を突っ切り、下駄箱の側に出た。
そして全速力で下駄箱前を突っ切る。
ここまでせいぜい5秒。
ヤツも悔しがっているはずだ。
･･････気持ちいい。
そして俺は走りながら手を伸ばし、
１号館の扉のドアノブを下に引きながら、
走って来たスピードを活かして
扉を押し開け、
《ゴン！》
れなかった･･････
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