俺だって病人にくらいは優しい

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  その後、瑠奈に呼ばれて瑠奈の部屋に入って、下着以外の洗濯物をなおして、ついでにベットと布団ののシーツを変えてやった。 「本当に気がきくね・・・・・・ゴホッ」 「はいはい、喋るな。さっさと寝ろ」 今の時間は10時。 そろそろ家に帰らないとな。 親がいたら門限破りで殺されてたな。 ・・・・・・比喩表現じゃなく。 「寝たら帰っちゃう?」 「ん。兄貴も風邪ひいて死んでるし」 なんか帰ったら 『真琴~!遅い~!』って言われそうだ。 うん。多分言われるな。 「じゃあ寝ない」 そう言って瑠奈は布団から出ようとした。 俺はその瑠奈の頭を押して再び寝かせた。 「あの薬には睡眠薬の成分も入ってたから直に眠くなる」 「・・・・・・寝ない」 「寝るまで側にいてやるから」 「・・・・・・・・・うん」 もう寝そうじゃねぇか。 俺は瑠奈が寝るまで ずっと頭を撫でてやった。  
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