主人公の弟(エブリスタ用)

俺だって病人にくらいは優しい

『ヤっちまえよ』

？

『今のうちに童貞捨てちまえよ！
そいつも処女を無くせて満足だろうさ！』

『ま、魔王さま！』

なんかもう一個、悪が増えたんだけど。

『魔王さま！それはやり過ぎかと！』

『うるさい悪魔！あの娘なら真琴がそのくらいやっても怒りはしない！むしろ仲が発展するだろうが！』

余計なお世話だバカ。

『貴様！俺様の忠告を無視するのか！？
お前はまだ！この友達以上恋人未満で満足だって言うつもりか！？』

いや、恋人になれるとは限らないし･･････
やっぱり同意のもとで･･････

『甘い！角砂糖より甘いわ！
お前がエスコートしなくてどうする！
その娘もきっとお前の事を待ってる！
お前が告白してくれるのを待ってる！』

なんか魔王に説教されてんだけど。
しかもなかなかに心に響く説教。

『その娘！絶対にお前の事好きだって！
そしてお前もその娘の事が大好･･･ｸﾞﾊｯ！？』

魔王のくせにガタガタ言うな！

『ｸﾞﾌｯ！ｸﾞﾌｯ！ｸﾞﾊｯ！？』

『ま、魔王さま～！』

ﾁｯ！魔王ごときが生意気な。

『････････････』

『コイツ･･････魔王をごときで済ませやがったよ魔王ごときで･･････』