2380人が本棚に入れています
本棚に追加
/535ページ
「優樹(ユウキ)?優樹のためにお弁当作ったの。良かったら食べて?」
「優樹さま?私(わたくし)が腕によりをかけて作ったお弁当です。良かった食べていただけませんか?」
「・・・・・・優樹。・・・・・・お弁当」
「お、お弁当作ってたら具材が余っちゃったからアンタの分も作って来て上げたわ。感謝なさい!・・・・・・本当に余ったからなんだから///べ、別にアンタのために作った訳じゃ無いんだからね!?覚えときなさい////」
「優樹くん。お弁当作って来たんだがよかったら食べないかい?」
「いや、そんなに喰えないんだけど・・・・・・」
これは
とある学校の昼休みの光景である。
一人の男子生徒(イケメン、秀才、運動神経抜群)と、彼に手作りの弁当を渡そうとするそれぞれ個性のある美少女たち。
ギャルゲーでいう
「主人公」とその「ヒロイン」達だ。
彼らは周りの嫉妬から来る視線になんて
全く気づきもせず今日もまた
イチャイチャラブラブイチャイチャラブラブ・・・・・・
クラスの男たちのイライラは
もう最高まで達して爆発寸前だ。
例えば誰か一人の命と引き替えに
世界を救えるとしたならば、
彼らは喜んで優樹を生け贄に捧げるだろう。
大げさに言っているのではない。
・・・・・・そういえば自己紹介がまだだった。
俺はこのハーレムの中心人物。
一瞬で女を虜にする魔性の男。
「真琴(マコト)~アイツ殺していいか?」
優樹の双子の弟、真琴です。
最初のコメントを投稿しよう!