人は見かけによる。しかし俺みたいに良くも悪くも例外はいる

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  『やぁやぁ龍くん。こんにちばんは』 『よう。おはこんばんちは』 『野球部頑張ってる? まだ骨は折れない?ケガはしない?』 『まるで望んでるみたいじゃねぇか! つーか望んでるよね!?』 『そんな事はどうでもいい』 『俺にとっては重要なんですけど!?』 『この普通に4~5万は楽勝で超える、超高級レストランの招待券。1500円で買わない?』 『はぁ?そんな偽物・・・・・・って本物やん!』 『なんで関西弁なのかはこの際スルー。 どうしてもお金がいるんだ。買わない?』 『買う買う!ちょい待ち。 ・・・・・・・・・・・・はい、1500円!』 『どうもっす。・・・・・・なぁ龍くん?』 『ん?《ガチャ》・・・・・・えっ手錠?』 《ガチャ》 『鍵はこの棚の上に置いとくから誰かにとって貰え』 『テメー、フラれた腹いせか?』 『ハイハイ、それではまた』 ・ ・ ・ 真琴が生徒会室に戻って来た。 「戻って来ましたまこっちゃん! 先ほど臨時収入が入りました!」 「うん、しっかり聞こえてた」 「それより一緒に飯食いに行きません? 800円までならおごってやるから」 「いいの?」 「もちろん」 「じゃあ行きます♪」  
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