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《次の週の土曜日》
俺たちいつものメンバー+ラバーズは最寄りの新幹線の駅の前にやってきた。
「5時か・・・・・・あと30分しか時間がねぇな」
「早く切符買わねーとな」
「えっ!?切符予約してなかったの!?」
瑠奈が驚きの声をあげる。
他の女たちも驚いた表情をしていた。
男も驚いていた。
しかし女たちとは別の驚き。
・・・・・・逆に聞きたい。
切符って買っとく必要あるの?
と言わんばかりの様子で。
・
・
・
「すみません。今日の分の一般席は全て満席になっております」
「「「「あちゃ~」」」」
俺以外の男たちが頭を抱えた。
「えっ!?優樹たち来れないの!?」
高木さんが悲しげに言う。
それに続いてラバーズ共は優樹優樹と・・・・・・
・・・・・・うざい事この上ない。
「真琴・・・・・・来れないの?」
瑠奈が悲しげに言う。
・・・・・・かわいい事この上ない
・・・・・・態度が違うのは仕様です。
最近『仕様です』に変わる
新しい言葉を探しています。
・・・・・・悟郎です?・・・・・・面白くないな。
「大丈夫。夜行バスで行くから」
実は最初からそのつもりだったりする。
俺一人だけ夜行バスで行くつもりだった。
・・・・・・だって安いもん。
「「「「なるほど!」」」」
どうやらバカ4人が道連れになりそうだが。
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