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「大丈夫です!私が客から何円でもだしてゆ・・・・・・皆さんの分の切符を手に入れて見せます!」
兄貴まで夜行バスで行くノリになって
慌てた伊集院さんがおっしられやがった。
優樹と言いかけて皆さんと言い直した辺りはハエ程度には脳も成長はしているようだ。
ラバーズ共にはクロマティ高校に編入して頂きたいと思う。いや、クロマティ女子校か。
・・・・・・目指すはメカ沢くん的ポジション♪
しかし所詮はクロマティ。
知能ゴリラ以下。優樹だけじゃなく全員とか・・・・・・問題はそこではない。
「俺、あんまり金に物言わせるの好きじゃないな」
そう兄貴はそういうタイプの人間なのだ。
圧倒的力で物言わせてる俺たちの親父の事はバベルの塔の上に置いている辺りは流石は俺の兄だと思う。
・・・・・・バベルのフレーズが一周回って愛おしくなって来たというのは嘘に近い冗談。
「えっ!?いや、冗談ですよ!?」
さっきの『言ってやった』的な表情を写真に撮っておけばよかった。
・・・・・・というのは後生までは後悔しないだろう後悔。
『後』という字が乱発してるのは、俺の後ろ向きな性格が関係している。というのは真偽がはっきりしない情報。
・・・・・・情報社会に惑わされるな♪
「それじゃ、ここからは男と女、別行動にしようか?」
信也の提案。
これは通るだろう。
兄貴は物を粗末にするのは嫌うから、
ここで切符を破棄して俺たちと夜行バスに乗るという選択肢はラバーズ共にはない。
ただ俺が気になるのは・・・・・・
「真琴~っ」
・・・・・・瑠奈(コイツ)だけ。
・・・・・・悟郎と龍の妬みの視線は俺の栄養になるので気にせず浴びておく。
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