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《悟郎視点》
「真琴!水がマジでしょっぱいぜ!?」
「ホントだ!思ってた以上だ!」
アイツらってかなり常識ないな・・・・・・
・・・・・・わかってたことか。
さて、海にやってまいりました!
時間は7時ちょっと。
夏休みなのもあってか、この時間でも結構な人がいたりする。
おっ!あのねーちゃんチョー胸でけぇ!
うひょひょひょひょ!
「悟郎・・・・・・キモい・・・・・・」
隣でそう俺に言ったのは筋肉質の体で、
髪型はオールバックの男、龍ちゃん。
「龍ちゃん鼻血が出てますよ?」
「・・・・・・さっき不良に殴られた」
・
・
・
「テメェ!死ね!この野郎!」
「死ぬのはお前だ!チ○○ス野郎!」
もうケンカ始めたみたいだ。
仲がいいのか悪いか・・・・・・
ん?そういえば信也は?
「なぁなぁ龍?信也どこ?」
「ちょっと待て。今忙しい」
龍は巨乳のねーちゃんの
歩く度に現れる上下運動を見るのに必死だ。
けしからん!俺も見る!
『ねぇねぇおかーさん。このおにーちゃんといっしよにおしろつくったのー』
『あら、上手にできたわね~。
・・・・・・すみません。うちの娘がご迷惑を』
「いえいえ、凄くいいお嬢さんでしたよ?
もういっそのこと結婚したいくらいに」
『ありがとうございます。ウフフ・・・・・・』
『ミユおにーちゃんとけっこんするー!』
「ありがとう。じゃあこれからフルコースのデートしようか?」
『うん!』
「お義母さん。娘さんをいただきます」
『どうぞどうぞ。ウフフ・・・・・・』
「「駄目だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」
最早上下運動どころじゃなかった。
俺たちは急いで信也を連行した。
幼女に泣かれて、
お母さんから思いっきり睨まれた。
・・・・・・理不尽だよね?
流れ出る涙は血の味がした。
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