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「なに?まこっちゃんにホレちゃいましたか~?悪いけど俺、他にアレな女いるから」
軽くおちゃらけたムードに持って行く。
俺は嘘と冗談の魔術師ですので。
・・・・・・と、自分をかっこよく言ってみる。
ちなみにあの言葉は口には出さない。
出すときは俺が強くなった時だけだ。
「残念だけど私は優樹の事が好きだから。
真琴は・・・・・・死んでもありえない!」
ちょっと傷ついた。
なら逆に死んでくれと頼みたい。
「まぁ知ってたけど。
目障りなくらいアプローチしてるし」
『くらい』とつけた俺の優しさの感動。
心の底から目障りだ。
「そのくらいしないと・・・・・・優樹は私を女だなんて思ってくれないし・・・・・・」
帰って来た返答は意外とシリアス。
シリアスを一文字かえるとシリアル。
・・・・・・まぁまぁ美味しいよね?
「わかってる・・・・・・!私は優樹になんとも思ってもらえてなんかない・・・・・・!
じゃないと抱きついたらもっと嬉しそうな表情するはずだもん・・・・・・!
でも・・・・・・僅かな可能性でも私は・・・・・・!」
高木さんって色々考えてたんだ・・・・・・
雄の尻追いかける雌のサルだと思ってた。
さて、私はどうすべきでしょう?
私のライフカードは
殴る、蹴る、折る、引きちぎる、慰める、潰す、刺す、縛る、削る、沈めるの10項目。
ほとんどが可虐的なのはなぜか?
すぐにわかるだろう謎ですね。
さて、俺が選ぶカードは・・・・・・
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