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「それからも真琴くんはいろんなトラブルを生徒会に持って来てくれた。
退屈だった人生が真琴くんが関わってる時だけは面白いって思えるようになった。
「頑張ればいつか報われる」って信じて、頑張って人と話すようにしてたら、いつの間にか沢山の友達ができてた。
いつの間にか・・・・・・
学校が・・・・・・人生が楽しくなった。
今の私がいるのは真琴くんのお陰・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・本当にありがとう」
・
・
・
なんだ!?むず痒い!!
今まで誰かに感謝された事なんか無かったからどう対応していいかわからない!!
オーケー。落ち着け~俺~。
普段の俺なら
「気にすんな会長」と軽く返事する。
その後に心の中で、
・・・・・・感謝するなら悟郎にキスして、
その証を見せてみろ!
・・・・・・いや、嘘ですよ?
・・・・・・と呟く!
よし!では早速!
「気にすんな会ちょ「瑠奈」・・・・・・はい?」
「瑠奈って呼んで?」
やめてくれ!
これ以上引っ掻き回さないで!
俺はこんな経験ないからどんな反応すればいいかわからないし・・・・・・
・・・・・・第一、Sは打たれ弱いんだ!!
・・・・・・ガラスの剣なんだよ!!
「いつも心の中でそう呼んでますよ」
・・・・・・これホント。
つーかこの件、さっき庭でやっただろ!?
「実際に呼んで?」
「嫌です」
恥ずかし過ぎて死ぬ!
すると瑠奈は芝居がかった言葉に動作を加えてこう言った。
「『今を全力で生きてますから』・・・バタン!」
「!?」
なぜそれを!?聞いてたのか!?
「瑠奈って呼んでくれないとこのセリフを1日1回、校内放送で呟く!」
「悪魔か!?」
「真琴くん程じゃないよ♪」
・・・・・・脅されるのがこんなに辛いとは思わなかったです・・・・・・
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