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「大体は聞こえてただろ?兄貴助けに行くので私はこれで・・・・・・」
ちゃんと瑠奈に説明する自分の丁寧さは、世界中が見習うべきだと思う。
・・・・・・本気(まじ)でだよ?
「ふ~ん」
不服そうな瑠奈。
理由は興味無いね。
・・・・・・クラウドかっこいいよな~
「私も参加していい?」
瑠奈の提案。
正直、悪くはない。
瑠奈がいれば簡単に事が片付くプランが
10通り程、俺の頭にある。
「よし、着いてこい。瑠奈」
「えへへ・・・・・・」
なんだ気持ち悪い・・・・・・
・・・・・・嘘です。ちょっとドキッとした。
・・・・・・悟郎が同じ事やった姿考えて中和しなかったらにやけてたかもしれない。
「瑠奈って呼んでくれた♪」
「約束だしな」
約束と契約は同義、
契約は必ず守るのが俺のポリシー。
・・・・・・兄貴に「お前は本物の悪魔か!?」と言われた事がある。
「うん。じゃあ行こ?真琴」
まだ少し照れるな・・・・・・
みんなに呼ばれてるはずなのにな・・・・・・
なんでだろ?
まぁ、なんで豆を発酵させた納豆は「納める」に「豆」で、豆を潰して固めた豆腐は「腐った」「豆」なの?逆じゃね?という疑問ほどは興味なかったけど。
瑠奈の言葉を皮切りに、
俺たちは広間へと走り出した。
・・・・・・兄貴を救うために・・・・・・
・・・・・・なんかヤだな~
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