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《優樹視点》
いつもと同じ昼休み。
友達の女子達が俺の席の側にやってきて
みんなでご飯を食べる。
真琴は・・・・・・悟郎と一緒に飯食ってる。
俺も混ぜてほしいな・・・・・・
最近あいつらと一緒に飯食えてない・・・・・・
真琴は俺の友達の女子達を嫌っているみたいで彼女たちがいると、一緒にご飯を食べてくれない。
でもこの友達も
大切にしなくちゃならねぇしな~
仲良くしてくれねぇかな・・・・・・
なんかクラスの奴らもリア充がどうたら言ってくるし・・・・・・
でもさ、俺ってリア充じゃなくね?
俺の所に来るみんなは
俺を『友達』としか見てないし・・・・・・
なのにスキンシップ多いから・・・・・・
・・・・・・生殺しじゃね?
俺って結構かわいそうだな・・・・・・
自分で言うのもなんだけどさ・・・・・・
・・・・・・なんだ?この俺に向けられた殺意は?
まぁいいや。そろそろ飯食おう。
いつものように俺の回りには美咲、エリナ、朋美、千里・・・・・・
「なぁ?静香は?」
いつも俺の後を引っ付いてくるカワイイ後輩がいない。
しかし俺の問いにみんなは肩をすくめただけの反応だった。知らないって事だろう。
「そっか・・・・・・静香いないんだ・・・・・・」
・・・・・・寂しいな・・・・・・
俺が落ち込んだ様子を見せると、みんなは慌て始めた。
心配してくれてんのかな?
やっぱりいい奴らだ・・・・・・
「優樹はあの娘の事どう思ってるの?」
美咲が心配そうな表情で聞いてきた。
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