2380人が本棚に入れています
本棚に追加
「・・・・・・・・・・・・瑠奈」
泣いている瑠奈に俺は声をかけた。
何も知らないふりをした方がいいのは頭の中ではわかってる。
でも何故か今の俺にはできなかった。
泣いてる瑠奈を放っておけなかった。
「あ、あれ?真琴いたんだ?隠れて聞いてるなんて性格悪いな~・・・・・・ハハッ」
瑠奈は笑ったけど
今までと違う無理した笑顔・・・・・・
・・・・・・・・・やめてくれ・・・・・・・・・
「ホント勝手なんだよね~うちの親は。
私の人生、全部自分で決めちゃって、
私は操り人形ですか?・・・・・・みたいな?」
そう言って笑う瑠奈。
でも涙を堪えきれていなかった。
瑠奈は笑いながら涙を流していた。
「あれ?なんでだろ?」
瑠奈は目をこすって涙を止めようとしたが止めきれていなかった。
・・・・・・やめろ・・・・・・
「やめろよ」
「・・・・・・・・・・・・真琴?」
「無理して笑おうとするな」
俺は瑠奈に近づいて・・・・・・
・・・・・・・・・・・・抱きしめた。
最初のコメントを投稿しよう!