お前に負けるなんてありえねぇ!

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  「ま、真琴!?」 瑠奈は驚いた表情をしていた。 当然だ。やった本人も驚いてるんだから。 「泣けよ」 「えっ?」 「泣きたい時には泣いとけ。 泣き顔見られたくないだろ? 胸くらいなら貸してやるから泣いとけよ?」 俺もお前の無理した笑顔も泣き顔も 見たくないし・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・お前はずっと笑っとけ。 「・・・・・・真琴にそんな事言えるなんて意外・・・・・・」 しつこいようだが俺も驚いてる。 ・・・・・・自分のキャラの崩壊が心配だ。 「でも・・・・・・お言葉に甘えちゃおっかな? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うっ!・・・・・・」 それから瑠奈はずっと泣き続けた。 今まで溜めていたものを、 全て吐き出すかのように。 ・ ・ ・ 「ありがと・・・・・・もう大丈夫」 数十分、瑠奈は泣き続けた。 顔を上げた時の瑠奈の笑顔は、 いつもの瑠奈のものと同じだった。 「Yシャツが汚れた。クリーニング代払え」 「鬼!?」 俺もやっとキャラを取り戻した。 瑠奈の涙は嫌だったな~ 鬼畜もののエロDVDで泣き叫ぶ女見てても笑いしか出なかったのにな・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・なんでだろ? 「んじゃ、勉強始めよっか?」 瑠奈が笑顔で言った。 「いいのか?親は?」 これでも少しは罪悪感がある。 正直、いなくなった方がいい気がする。 「大丈夫。今日から一週間は帰って来ないから」 瑠奈が大丈夫だって言ってるんだから 大丈夫なんだろう。 「じゃあお言葉に甘えて・・・・・・」 「その代わりクリーニング代はチャラね♪」 「お安いご用です」 うん、いつも通りのやり取りだ。 「じゃあ上行こ?」 そう言って瑠奈は二階に向かおうとした。 俺は自然とその瑠奈を呼び止めた。 「待て。瑠奈」 「ん?」 「瑠奈、俺はお前を泣かせない。 俺がお前を絶対に幸せにしてやる」 俺は一体なにを∇♂☆⇒∵〇⇔†●!?  
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