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「さ~て何して貰おうか?」
イライラするから悟郎にあたろうと思い、
今、俺は悟郎と一緒に商店街を歩いている。
・・・・・・人にあたるな?
・・・・・・あれを俺たち人と同じように見てる奴こそ全ての人間に謝るべきだ。
「くっそ~!今日1日だけだからな!」
なんだかんだと約束は守る悟郎は
いい奴なんだとは思う。
・・・・・・手加減はしないけど。
「搾り取れるだけ搾り取って、
ボロ雑巾みたいになったら棄ててやるよ♪」
「鬼!!」
あー楽しー
最近、小遣いが無くなって、昼飯も食えない位だったからな。
スゲー良いもの食わせて貰うか。
・
・
・
二人でしばらく歩いていると、
ゲームショップの前に来ていた。
「悟郎、ここにある最新のゲーム機……全部買え」
「嘘だろ!?本当に容赦ねえな!?
つーかそんな金ねぇよ!」
「・・・・・・腎臓って・・・・・・2ついるか?」
「売らねぇよ!?
何恐ろしい事言ってんの!?」
「悟郎・・・・・・
友人としてお前を信じてる。
お前はその程度ではビクともしない
最低最悪のゴキブリ野郎だってな」
「人に物頼む態度じゃねぇ!!
間違っても絶対売らないからな!?」
「・・・・・・じゃあ、頼み方を変えよう。
腎臓と金○、どっちが一個いらない?」
「・・・・・・腎臓です」
「よし、じゃあゲーム買えよ?」
「はい・・・・・・借金してでも買います」
「すぐ返済させてやるからな?」
「・・・・・・・・・・・・はい」
俺たちは『仲良く』一緒に店に入った。
あー楽し♪
あームカつく。
実は
店のショーウインドウを見たときから、
1つの物に目を奪われ続けていた。
・・・・・・・・・・・・ムカつく。
「なぁ、悟郎?腎臓も1日奴隷も
もういいから1つお願いがある・・・・・・」
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