2380人が本棚に入れています
本棚に追加
「わかるか?あれとはただの腐れ縁だ。
着メロは『ひとり』ってフレーズであれを思いついたからであってな・・・・・・」
あの後、俺がシャワーを浴びている間に、真琴は床にかかったライターオイルをタオルで拭き取り、濡れた服と一緒に近所の公園のドラム缶の中で燃やしやがった。
あの服、結構気に入ってたのにな・・・・・・
窓を開けて換気したため、ライターオイルのあの嫌な臭いはもうしない。
あれからずっと
真琴の言い訳を聞いている。
もう眠い眠い。
しかしあれは絶対に意識してるだろ・・・・・・
言い訳もいつものキレが全然ないし。
・
・
・
・・・・・・そういえばなんで真琴は
昨日の俺のオカズ知ってたんだ?
「なぁ?なんで昨日のオカズ知ってたんだ?」
「俺の話の途中に別の質問入れるとはいい度胸してやがるな・・・・・・」
「いや、だって話始めてからもう1時間だぞ?」
「・・・・・・まぁいい。
・・・・・・昨日、あれを買ったという情報を、ある人物から仕入れただけだ」
「ある人物?誰?」
「お前、自分がずっとつけられてる事に全く気づいてないのか?」
えっ?つけられてたの?
人のあとをつける=ストーカー=好き
ま!まさか!
「だ!誰!?誰につけられてたんだ!?」
例え真琴の命令だったとしても、
全く興味がなかったらストーカーなんて
絶対に出来はしない!(実体験談)
俺はゆりかごから墓場まで全ての女が守備範囲だから誰でも・・・・・・
「ん?アメフト部の香取」
アメフト部の香取=ガチムチ+ホモ
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「ちっ!うるせぇな・・・・・・
安心しろ、香取は誰よりお前に本気だ」
「余計な補足ありがとうね!
なんで男に!?意味がわからねーよ!」
「あーっ、お前は不思議と男を惹き付ける力があるからな」
いらねーよそんな力!チキショー!
最初のコメントを投稿しよう!