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《次の日》
「ごめん!遅くなった!・・・・・・待った?」
「いや、今来たところだ」
「よかった~」
駅前での光景・・・・・・
最早、鉄板のような・・・・・・
でも男は一度はやってみたいこのやり取り。
それをやったのは
遅れてきた兄貴と、
待っていた元生徒会長の二人。
残念ながら兄貴、元生徒会長は1時間前にはもう待ち合わせ場所に来ていた。
ちなみに俺は兄貴達のすぐ側、
1m位離れた所に堂々と立っているが、
見つからない。
当然、変装しているからです。
・・・・・・さて、俺の待ち人は・・・・・・
「ごめーん。待った~?」
やっと来たか。
「あぁ。1時間10分。
最早、ごめんでは済まされないぞ?」
「えぇーっ、そこは『今来たところー』
とかじゃないの?」
「黙れ、俺の1時間10分は返って来ない」
ちなみに
瑠奈は約束より1時間来るのが早い。
・・・・・・ぶっちゃけ責められる理由はない。
「て言うか早いね?」
「・・・・・・・・・・・・なんとなく」
なんとなく早く行きたいと思っただけ。
俺は瑠奈の方を見ず言った。
何故か見れなかった。
・・・・・・と言った方が正しいかもしれない。
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