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本当幸せだ……
まさか、平沢さんと両想いになれるなんて……
まるで夢みたいだ……
幸せ過ぎて罰でも当たりそうだ……
あぁ……なんか幸せ過ぎて文化祭なんてどうでもよくなってきた……
そんな事より今は……
「今はまだここで二人でいたいなぁ……」
「えっ?」
「えっ?」
「何岡崎君驚いているんですか?」
「いや……だって……」
「私は……いいですよ?」
「えっ?」
「岡崎君が言ったんじゃないですか?」
「あれ……まさか声に出てた……?」
「はい!」
幸せ過ぎて馬鹿になってしまったのか、思った事を思わず声に出してしまった。
うぅ……恥ずかしい。
……でも平沢さんといれるなら結果オーライかな?
僕がそんな事を思ってると平沢さんは僕の制服の裾をチョンと引っ張ってきた。
それだけで、胸が高鳴ったのは秘密だ。
「ど、どうしたの?」
「あの……もう一度抱き締めてもらって……いいですか?」
平沢さんはゴニョゴニョと口を籠もらせてそう言ってきた。
しかも少し体を震わせていて上目遣い。
僕はあまりのキュンキュンに声が出せず、ただただ激しく縦に首を振った。
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